2010年代私的ベストアニメ
年末にブログや各SNSで10年代の名作アニメトップ10を挙げたり、ボリュームのすごい内容だとトップ100までのランキング形式で纏めている方々を見かけていて、非常に興味深く読ませて頂いた。
しかし私自身が好きな作品がランキングにカスりもしていないとちょっと寂しくもなったり。
そこで自分が10年を振り返り、名作だと思った作品を挙げるとするとどんなラインナップになるのだろうかと思い、今回ブログに纏める事にしてみる。
名作○○選にするか迷ったが、とりあえずランキング形式で15作品選んでみた。
しかし各作品にそれぞれの良さがあり、順位付けは難しい、、、
普段アニメを視聴してはいるが全てに目を通している訳ではなく、アニメ好きなら誰でも知る、人気のある作品でも未視聴の場合が多々あり、あくまで私が視聴した作品の中から選んだものなので、そこはご容赦頂きたい。
言うまでもなく感想なども完全に自身の独断と偏見なので、
「あの作品が無い、その感想はナンセンス」
等々、ツッコミどころもあるかもしれないが、生温かく読んで頂ければこれ幸いです。
※尚選ぶ作品は2010年1月〜2019年12月までにテレビ放送した作品の中から選別し(劇場版は含まず)、
2期3期や、シーズン2等、放送時期が分かれている同じ作品は、全てを纏めてひとつとしてカウントします。
それではどうぞ。
第15位
C - The Money of Soul and Possibility Control
余賀公麿(よがきみまろ)は都内の経済学部に通う大学生。彼の夢は平凡に暮らすこと。公務員になりマイホームを持つこと。そんなある日、ミダス銀行の真坂木と名乗る、怪しい男が公麿の前に現れる。「あなたの未来の可能性を担保に、お金をお貸します。そのお金を、あなたの才覚で運用してみませんか?」と誘う真坂木。戸惑い恐れながらも、うながされるまま、真坂木に案内されてたどり着いたところ… それが“金融街”だった。
こちらは2011年に放送された作品。
未来を担保にお金を借りて、そのお金を使い戦うといった内容。
未来を担保にするって具体的にどういう事?と思いながら視聴し続け、気づけばすっかりハマっていき、話数が少ない中で最終回もうまく纏めてあると思う。
実際お金とはなんだ?現在とは?未来とは?と色々考えてしまう。
おそらく経済やお金の回る仕組みなどに詳しい方から見たらツッコミどころや作り込みの荒い部分も目につくのだろうが、私のような人間には非常に興味深い内容だった。
こちらの作品は視聴した人が少ないのかほとんど触れられないが、個人的には隠れた名作だと思っている。
第14位
からかい上手の高木さん
- 「今日こそは必ず高木さんをからかって恥ずかしがらせてやる!」
とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片。
高木さんをからかい返そうと日々奮闘するが…?
そんな高木さんと西片の、全力“からかい”青春バトルがスタート!
こちらは2019年の夏に2期が放送されていたので、ご存知の方も多いはず。
中学生の西方くんが同じクラスの女子、高木さんにいつもからかわれてしまう、
観ていて非常に微笑ましくなるラブコメ。
はっきりと描写はないが、お互い好き同士である事は明確で、しかし付き合うまではいかない微妙な距離感が絶妙なバランスであり、毎週まったりと、キュンキュンしながら観ていた。
私はもう結構な歳の良い大人であるにも関わらず。
きっと西方くんと同じくらいの歳の男子が観ればこういうシチュエーションがあったら良いな、いや普通に考えてありえないな、、、とやきもきするであろうし、もう大人に成ってしまった私のような人間は、こんな場面自分の中学時代にはなかったし、もうこの頃には戻れないとおセンチな気持ちにもなってしまうが、それもまた一興。
ライバル的存在、恋敵も一切登場せず、西方くんと高木さんの二人のやりとりを安心して楽しめるのもポイントが高い。
ラブコメだが日常系とのハイブリッドな作品だろう。
第13位
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
千葉市立総武高等学校に通う高校2年生の比企谷八幡は自らの信条から友達を一切作らずにいたが、生活指導担当の教師、平塚静に目をつけられ、学校一の美少女、雪ノ下雪乃が所属する「奉仕部」に入部させられた。奉仕部は生徒の問題を解決する手助けをする部であり、表立ってはその活動が明らかにされておらず、静による紹介によって生徒が送り込まれて来る。 八幡は奉仕部に入部してから、ある人に手作りクッキーを渡したいという由比ヶ浜結衣、自らの書いた小説の原稿の感想を聞かせて欲しいという材木座義輝、そしてテニスに強くなりたいという戸塚彩加と出会う。
https://www.tbs.co.jp/anime/oregairu/
はい。知っている方も多いかと思われる「俺ガイル」
説明不要でしょう。
現在3期まで放送されており、まごう事なき人気作品。
奉仕部に持ち込まれる問題を主人公の八幡が「どう解決」するのか毎度興味深い。
部員仲間の雪ノ下雪乃、由比ヶ浜結衣を始めとした各登場キャラも個性豊かな面々で、内容、キャラクターの質の高さを両立していると思う。
ちなみに私は由比ヶ浜さん派である。
第12位
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
思春期症候群――不安定な精神状態によって引き起こされるとネットで噂の不思議現象。梓川咲太、高校2年生。江ノ島からもほど近いとある高校に通う彼は、この年、様々な“思春期症候群”を引き起こした少女達と出会う。たとえばそれは、図書館で出会った野生のバニーガール。彼女の正体は、高校の上級生にして活動休止中の女優、桜島麻衣先輩。魅惑的な彼女の姿は、何故か周囲の人間の目には映っていなかった。彼女はなぜ見えなくなってしまうのか―。謎の解決に乗り出した咲太は、麻衣と過ごす時間の中で、彼女の秘める想いを知り……。空と海が輝く町で心揺れる少女達との不思議な物語が始まる。
こちらも割と最近のアニメなのでご存知の方も多いはず。
というか劇場版までやったのだから人気作品ですね。
主人公、梓川咲太の周りで起こる不可思議な現象を解決していくお話。
大体3話程でひとつの話が完結する形。たしか、、、
放送が始まった頃は都合の良いハーレムラブコメか?と思い敬遠するつもりが、フィリップ K ディックオマージュなタイトルに少し興味を惹かれ、途中で切る気まんまんで視聴開始。
結果最後まで観た挙句、劇場版にまで手を出した始末。
タイトルやビジュアルなどのイメージだけで決め付けるのは良くないですね。
内容が伴っていればおのずと引き込まれていく。
第11位
かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~
家柄も人柄も良し!! 将来を期待された秀才が集う秀知院学園!! その生徒会で出会った、 副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずだが… 何もないまま半年が経過!! プライドが高く素直になれない2人は、 面倒臭いことに、 ”如何に相手に告白させるか”ばかりを考えるようになってしまった!? 恋愛は成就するまでが楽しい!! 新感覚”頭脳戦”ラブコメ、 開戦!!
こちらは実写映画化もされた作品。(実写版はノーチェック)
お互い好きなのに自分から告ったら負けだと思っている男女の物語。
ギャグとシリアスの塩梅が良き。
「うるせええ ばーーか!!!」のくだりは声出して笑った。
基本的に藤原書記と石上会計のやりとりが好き。
二期も放送予定との事で、俺ガイルと同じく続きが楽しみな作品。
第10位
- 親の転勤で念願の一人暮らしを始めることになった高校一年男子・宇佐は今時珍しいまかない付き下宿「河合荘」に住むことになった。
河合荘にはあこがれの先輩・律も住んでいて、楽しい高校生活を夢見るが・・・??
河合荘には律のほか、M気のある宇佐のルームメイト・城崎や美人で巨乳だが男運に全く恵まれない酒乱女・麻弓、腹黒猛禽女子大生・彩花など、強烈な個性を持った残念な住人たちに囲まれ、宇佐は彼らに振り回される毎日で・・・!
果たして理想の高校生活が送れるのか・・・!?
この作品を上位に挙げてる人は私が見た限りでは皆無でした、、、
個人的にはすごく好きな作品です。
ギャグは基本的に下ネタで、上記に挙げたかぐや様ほど笑えるって訳ではないのだが、なんか良いんだよなぁ。
ヘタレな主人公をボロクソ言う住人達だけど、いざという時はみんなあったかくて、、、
評価は分かれるかもしれないし、楽しめても総括した時に上位には食い込まない人が多数なのかもしれない。
それても私は今でも非常に好きな作品のひとつである。
第9位
前職を3か月で退職し、求職中の海崎新太。元々大学受験で2浪した上、大学院に進学していたため社会人経験やキャリアが乏しく、現在27歳で就活は難航する。これからの生活に悩む新太の前にリライフ研究所の職員を名乗る夜明了が現れる。夜明は新太を社会復帰させるとして、『1年間の高校生活を送る秘密実験』に参加することを提案する。
フリーターのアラサー男が1年間限定で高校生に戻って生活するお話。
この作品の何が凄いかというと、エンディングに昔懐かしい(90年代〜00年代初頭辺りの)ヒット曲が採用されているところ。
しかも一話毎に曲が異なる。
ある意味ここまで豪華に音楽を使ったアニメはなかなか無いのではあるまいか。
現在30代前半から中盤の方にはドストライクな選曲。
まさに自分の年代の為の作品では?と錯覚してしまう。
この頃にはもう戻れないんだな、、、と学生時代を懐かしむ事必至。
大人が高校生に戻るという内容に、音楽が更にその世界観を強固なものにした名作だと思う。
第8位
〈物語〉シリーズ
これはもう何も語る事はないであろう作品。
化、偽、憑、終 等々を全てをひとつとしてカウントしてのランク付け。
これが10年代のナンバーワンだとおっしゃる方も多々居るであろう事も予想できる。
それ程までに素晴らしい作品であるので、ここでは何も語るまい。
もうみなさんご存知でしょう。
なぜこんな順位なのかという意見はご勘弁を。
第7位
けいおん!!
これももう説明不要でしょう。
ここから深夜アニメに興味を持ったという方もいらっしゃるはず。
二期は2010年に放送なので、今回ランク入りさせて頂いた。
放送当時の人気はもの凄く、圧倒的な人気を誇った名作。
もう10年近く経っており、その時の熱はすっかり冷めてしまっているが、あの時のハマりっぷりを思い出してランクイン。
これを1位に推す方もいらっしゃる事と思う。
それ程までに人気の高い作品である。
第6位
こちらは二期が19年末まで放送されていたので、まだ記憶に新しい。
ゲーマーの少年が主人公、ゲームを介したラブコメ。
私自身、同じく格ゲーなどをプレイしていたので、視聴中に懐かしい気持ちになった。
二期は主人公達も高校生になり、ゲームより恋愛要素が強めに出ていたかと。
90年代のアーケードゲームに触れていないといまいちピンと来ない部分もあるかと思う。
私はこの作品にどっぷりであったし、当時プレイしていたゲームが出てくると、からかい上手の高木さんやリライフ同様、少しおセンチな気持ちになったり、毎週楽しみな作品だった。
第5位
伝説の刀鍜治、四季崎記紀がその人生を賭けて鍛えた十二本の"刀"を求め、
無刀の剣士・鑢七花と美貌の奇策士・とがめが征く!
<ストーリー>
刀を使わない剣術・虚刀流の七代目当主・鑢七花と、その姉・鑢七実は、地図にも載らない無人島・不承島で平和に暮らしていた。
そこへ、奇策士を自称する、とがめという女性が訪ねてくる。
幕府の役職者であるという彼女の目的は、伝説の刀鍛冶・四季崎記紀が、その人生をかけて完成させたという十二本の完成形変体刀の蒐集を、虚刀流の当主に依頼する事だった。
長い間来訪者の無かった島への突然の来客と意外な依頼に戸惑う七花と七実。
そして、そんな彼らに、暗殺専門の忍者集団「真庭忍軍」十二頭領の一人・真庭蝙蝠の影が忍び寄る…。(第1話あらすじより)
講談社BOX初の「大河ノベル」として、一切の書き溜めをせず、2007年1月から毎月1冊、12ヶ月連続刊行された、西尾維新作品の中でも最も挑戦的な時代小説。
小説の発刊と同じく、アニメも「大河アニメ」と銘打たれ、月に1回、1話1時間という珍しい放送形態であった。
絵がいまいちで敬遠しているという声を私の周りでは良く聞いたが、西尾維新先生原作という事もあり、内容はもちろん素晴らしく、独特の言葉遊び等も随所に見られる。
主人公の鑢七花と、その持ち主?である奇策士・とがめが、伝説の刀鍛冶の作った刀を全国を旅して回収していくといったストーリーなのだが、この物語は全て最終話に詰まっていると言っても過言ではない。
11話までの内容は最終話の準備である。
もちろん各話それぞれ観ても面白く、まだ未視聴の方は絵で敬遠せずに是非観て頂きたい。
第4位
これももう何も語る必要もないでしょう。
物語シリーズと同じく、客観的に見て10年代の覇権候補である事は間違いありません。
ただ今回は完全に個人的なランキングですのでこの順位なのはご容赦を。
内容は皆さんご存知の通り最高なんですが、この絵柄が普段アニメを観ない方に敬遠されまくった記憶があります。
まどかのおかげで私たちの世界が在るというのに。
第3位
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
またまた名作中の名作、「あの花」。
もう上位になってくると何も言う事がなくなってきます、、、
まどマギらと比べると内容に驚きや深みのような要素はないが、単純に感動しまう。
1話の掴みも秀逸だった。
花火を打ち上げた瞬間、エンディングが流れる演出も最高。
男女問わず楽しめる作品。
第2位
※シュタインズゲート0も混みで。
これは正直1位と迷った。
シュタゲファンは大勢いらっしゃるとも思う。
私もその中の一人。
凄まじい内容・個性的な登場人物達・音楽・演出等、全てが噛み合い、個人的にドツボにハマった傑作。
明らさまな厨二な言動にも意味がある。
当時のネット用語連発なのにも意味がある?
再放送時の23話、唐突なルート分岐に大変驚いた。
ゼロはシュタゲ無印の補足的な内容だが、こちらもしっかりと見応えあり。
第1位
進撃の巨人
栄えある個人的第1位はこちら。
共感して頂ける方もきっと多いはず。
迫力抜群の作画、緻密に練られたストーリー、それらにマッチした主題歌等、トータルで考えたらシュタゲよりも上になるのかなと思う。
アニメでハマり漫画にも手を出しましたよ。
まだ未完結なのを考慮しても第1位は進撃の巨人でいいんじゃないかと。
多くの人たちに観て欲しい作品である事は間違いない。ってもう観られてますね。
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以上が私の個人的な好み全開で考えたランキングになります。
と言っても上位はほとんど知られていると思うし、どれが1位でもなんら不思議ではありません。
正直書いてる途中でランク付けなんて無意味なんじゃないかという思いが湧いてきました。
でもこういうの書くのはなんか楽しいし、もしチラッとでも読んで頂けた方に少しでも楽しんで頂ければ嬉しいです。