ヤマの日記

趣味嗜好をつらつらと。

ZORN(ゾーン)にどハマりしたおじさん

今から一年弱前に、ゾーンに興味を持った旨のブログを書いた。

 

そしてその後、無事にというか、案の定というか、ゾーンにどハマりしたのである。

 

CDはダークネス時代と昭和レコードからの1枚目のアルバム以外は買い揃え、AKLOとの「 walk this way 」や「 chill out 」はデジタルで購入。

Walk This Way (feat. AKLO)

Walk This Way (feat. AKLO)

  • ZORN
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255

フィーチャリングしている曲はいくつかSpotifyにて配信もされており、それらもチェック。

ゾーンに関する曲全てを把握出来ている訳ではないが、それでも結構集めたと思う。

 

全ての曲をiTunes等で買っても良いが、CDを買えば歌詞カードが付いているのが大きい。

 

昔CDを買い漁っていた頃は歌詞カードがない作品にはガッカリした思い出。特にヒップホップは歌詞もといリリックも相当に重要だと思うので、好きなラッパーの曲であれば、出来たら歌詞カードを読みながら聴きたい。

 

話がずれたが、入手した曲を一通り聴いて思ったのは、やはりリリックの内容と、押韻を始めとしたスキルの高さ、どちらも両立させている点は素晴らしい。

これは昔の作品から直近の作品になる程に磨きがかかっているように思える。(昔の作品ももちろん高水準)

 

アルバム単位で感想を書いてしまうと本当に長くなってしまうので割愛するが、

これまで聴いた作品なら直近の「925」が1番のお気に入り。

 

925

925

  • アーティスト:ZORN
  • ALL MY HOMIES
Amazon

 

 

 

Lostや家庭の事情等、MV公開されている曲は言わずもがな、BARS WARSなんかは良い意味でオラついたリリックでカッコ良さ全開なのだが、

フックの

・おしりぺんぺんすんぞ

とか、

・ミッション、お子様ランチの旗頂上に刺せ

だったり、ラストの

・節子それサンプリングやないパクリや

 

といったフレーズは思わず笑ってしまった。

ガチガチ硬派に畳み掛けるのではなく、こういった遊び心ある言葉を用いるのもゾーンならではの良さであると考える。

 

そんな感じでEPの一曲一曲に個性、キャラがあるというか、各曲インパクトのある仕上がりになっていると感じる。

 

それはゾーンの書くリリックやラップがもちろん良いって事なのだが、トラックも影響している事は間違いない。

個人的にBACHLOGICサウンドプロデュースしているのがものすごくツボにハマっているんじゃないかと考える。

トラックも凄く良いんですよ。

 

といった具合にゾーンにめちゃくちゃやられている30代のおじさん。

 

アルバム「新小岩」は多くの曲に客演を迎えているが、その面々が非常に幅が広い。

BOSS、KREVA、MACCHO、anarchy etc...

こんな人選出来てオファー受けてくれるのはゾーンだけなんじゃないかとすら思える。

 

新小岩 [CD:通常盤]

新小岩 [CD:通常盤]

  • アーティスト:ZORN
  • ALL MY HOMIES
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その前のEP「LOVE」内の曲にて、UAがfeat.していたのも驚いた。

 

LOVE

LOVE

  • アーティスト:ZORN
  • 昭和レコード
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「とっくにメジャーもインディーも関係ねー」

                       って事ですね。

 

近年トラップやオートチューンやら、昔ながらのヒップホップに慣れてしまっている人間にはあまり夢中になれる曲やラッパーも少なく、MCバトル人気にも馴染めず、最新の情報を追うのをほとんどやめてしまっていたが、ゾーンの様なラッパーが出て来てくれたのは本当に1ヒップホップファンとして嬉しい。知るのが遅すぎたがw

 

しかもこういう大衆に迎合しないタイプのラッパーが武道館や横浜アリーナで単独ライブをしているのは昔じゃ考えられないし、そういった点では自分が知らないだけでヒップホップも成長しているんだなと、若い人達もバトルだけじゃなくてしっかり曲も聴いているんだなと、しみじみ。

 

ゾーンもMCバトルに参加していたらしいし、バトルはバトルでその面白さもあるのだろうが、やはり私は音源がとれだけカッコいいか、共感できるか、魅力的かが最も重要だと思うので、ゾーンにハマったのだと思う。

 

多くのリスナーが共感出来るフレーズを散りばめ、驚異のライミングを見せ、時にフッと笑ってしまうオチを付ける。

繰り返しになるが、ゾーンは本当に魅力のあるラッパーだ。

これからも引き続き注目していきたい。

 

そして無地Tを着て、久しぶりにバンズを履きたくなった。

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