日本沈没2020観た。
先日ネットフリックスにて公開された、日本沈没2020。
を、視聴し終えたので感想を書き残したいと思う。
ネタバレ有りでの感想になる。
まず今作は湯浅監督、サイエンスSARUが制作との事だったので、映像研を観ていた流れから、少しばかり期待が膨らんでいた。
しかし、いざ視聴を始める、話数が進む事にその期待は打ち砕かれた。
物語は当然フィクションなので、私自身リアリティはあまり求めていないし、災害時に取るべき正しい知識も大して持っていない。が、それを抜きにしても細かな部分も含め、ツッコミどころが多過ぎるのである。
途中からはほとんど流して観た形になるので、覚えているところだけになるが、
1番気になった箇所は、転覆する船からカイトと小野寺さんはどうやって脱出し、次の船を手に入れたのか。
その描写事態は無くても構わないが、流石に都合が良すぎるのではないかと思う。
せめて、「いや〜、こうこうこうなって助かってな」と、一言二言、カイトからの解説を入れても良かったのではないか。
そして母親に走る事を辞めるなと言われていた主人公の歩。
最終話で何故短距離走ではなく幅跳びをしているのか。
幅跳びに転向する事は一向に構わないが、何故そうなったかの理由が欲しい。
その他にも気になる点が多々見られたが、書いているとキリがないので省略する。
とにかく全体的に見て起こる出来事が突拍子のない印象だった。
不発弾、大麻、フリースタイル、幅跳び…。
全てに納得のいく説明や描写をして欲しいという訳ではないが、観ていて置いてきぼりを食らう場面が多い。
なので段々と感情移入等もしづらくなり、冷めた目線になってしまった。
主人公を生かすために順に皆亡くなるんだろうなと。
個人的には誰かにオススメする事は決してないであろう、そんな一作だ。